RINの書き物置き場。 一部官能物もあるので、18歳未満は見ちゃダメっ!
Posted by RIN - 2011.08.04,Thu
数年ぶりでございます。
半分死んでいましたが、半分は生きていました。RINです。
今年から新しい環境になりましてようやく慣れてきたところです。

細々とこれからも書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
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Posted by RIN - 2011.08.04,Thu

前(嘘とほんとと意地っ張り10

・・・・・・・・・・・

「なっ」

何を言うのかこの人は。

自分であれだけ滅茶苦茶なメール送っといて「私変わった?」は無いだろ常識的に考えて。それとも何か?男とヤリまくってる事は琴姉にとってたいしたこと無いのか?


 

「前に送ってきたメール忘れたの?あれ送っといて変わってないなんてよく言えるね?」

半分あきれて、半分嫌味っぽく。険を込めて。


 

分かってる。これが逆恨みだって事くらい。琴姉には琴姉の考え方があるわけだし。

でも感情ってのは正直で、どす黒いものが噴出しそうなわけで・・・


 

明日受験なのだからこんなことやめておこう、とか、言ったところで意味無いじゃんとかの冷静な気持ちがふと出てくる。

ふと琴姉のほうを見ると、箸を握り締めたまま、また何かぶつぶつ言っている。


 

「そ、そうね。私も大学生だから・・・ね?そういう雄ちゃんだって中々『遊んで』たんでしょ?」


 

ああ、そう言えばそういう設定になってたっけ、自分が情けなくなってくる。

所詮俺はガキ。琴姉は大人。

俺は大人になっていく琴姉に、精一杯の意地を張ろうとして、結局どうすることもできないガキなんだ。ただ琴姉は気づいてない。琴姉は俺も同じように変わったって思ってるのか?頬を赤く染めて、正直色っぽい、何を思い出してるのさ琴姉!

「…ま、まぁ受験もあったからそこそこだけどね。何?琴姉まさか誘ってるの?」

半分本気、半分冗談。

たぶん今の俺の表情はすごく醜いだろう。別に琴姉が悪いわけじゃない。こんだけ美人なんだ、付き合いたいと思う男なんて10や20はいるだろう。そう、悪いのは琴姉じゃない、じゃないんだけど…やっぱ未練がましいだけなんだろう、俺が。だから俺は意地を張る。精一杯の作り笑いで意地を張る。

「さささ、さ、誘ってるって、えぇえ!?」

俺の冗談交じりの言葉に慌てるような声の琴姉。あれ?たくさんの男との経験がある割には初心な反応。意外。

「いやぁさぁ、そんなに色っぽい顔されちゃもうコッチのほうが元気になっちゃうし。受験勉強が忙しくてさぁご無沙汰なんだよね。だめ?琴姉?」

下ネタ…言ってるこっちが恥ずかしくなる。なんだよ?ご無沙汰って、今までにそんなことないだろうよ。


 

はぁ・・・


 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Posted by RIN - 2009.10.13,Tue

前(■ 嘘とほんとと意地っ張り9

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「え?」

言葉が詰まる。多分このときの私は相当間抜けな顔をしてたと思う。

 

何が?何について?

 

変わった?私が?どこがよ?思わず自問自答してしまう。

そりゃ大学生になったのだし、以前より多少はおしゃれしたと思う。

でも最近の都会の女子高生、ううん、中学生だって怖いくらいに進んでる。中学生でも派手な子はいるし、その・・・「しちゃってる」子達だって結構な数だし、高校生でもう子供が出来ちゃう子だって珍しくないみたいだし。

 

それにくらべれば私なんて・・・ねぇ?

 

いや、そういう意味ではない・・・かな?

雄ちゃんがどういう意図で言ったのか今一分からないけど、私が言った「雄ちゃんが変わっちゃった」に対しての言葉だとしたら、私自身が変わった、雄ちゃん以外の男の人と淫らなことをするようになってしまったって考えられるのだけど・・・

 

ううん、早合点しすぎだよね?

私だってついついポロリと言葉が出ちゃっただけだし・・・

 

 

・・・でも雄ちゃん、私が送ったメール信じちゃってるみたいだし・・・そう考えたほうが自然だし・・・ううん、でもだからあれは雄ちゃんが送ってきたから・・・。

あれは・・・
雄ちゃんが、私の大好きな雄ちゃんが変わっていくのが怖くて、必死に私の事にも興味を持っていてもらいたかったから、送ったメール…だったのに。

 

困ったよ。

さっきは上手く話が流れてくれたけど、もしもそういう意図で雄ちゃんが聞いてきてるのなら逸らせられないよ。

 

「あ~えっと、雄ちゃん?私そんなに変わったように見える?」

 

とりあえず話の確認くらいはしておこう。

お互い箸が止まる。雄ちゃんの場合は食べ終わっちゃったって感じだけど。

 

     ・・

 

「はぁ・・・」

 

大きくため息をついて雄ちゃんが口を開いた。嫌な予感しかしないよ…

 

「前に送ってきたメール忘れたの?あれ送っといて変わってないなんてよく言えるね?」

 

あぁやっぱり。なんだか全部が全部悪いほうに行っちゃうよ。


え~と、確かメールでは・・・いい人そうだから付き合ってみようと思うの」、「男の人の体ってぜんぜん違うのね」、「今の彼氏もう嫌になっちゃった」、「今二股しちゃってるの」etc…


うわぁ…私どんな淫売な女なのよ…見放されたかな?

 

 

どうしよう。

言っちゃおうか?ごめんなさい処女なんですって・・・

嘘ついてるわけだけど、このまま誤解されてこじれちゃうよりは全然良いよね?雄ちゃんにそういう経験があるっていうのも正直微妙だけど...

 

私はそんなに軽い女じゃありません、雄ちゃんのことしか愛していませんって!!

言いたい。言おう、言ってしまおう。
雄ちゃんにどう思われるかは分からないけど、言っちゃったほうがいいに決まって・・・る?


 

・・・ん?

 

-って・・・あ、あれ?待って、でも、あ・・・れ?あれぇ?

もしかして・・・

 

今頭の中でピンと来た。

あれだ、昔雄ちゃんが見てたロボットアニメの中の赤い人みたくピキーンッ!って・・・

 

・・・逆に軽い女って思われてるのならチャンス?

 

すごくエッチな事に慣れてるように見せて、うちの大学の裏の公園で、いつもツナギ着てて、ボーイズラブ小説みたいに「やらないか?」って言っている人みたいにさりげなく・・・

 

で、でっ!しちゃった後に処女だったって言えば・・・

 

そうすれば雄ちゃんとエッチできる!?処女貰ってくれるかなぁ?

年上の姉としては無責任?明日受験なのに大丈夫?

 

ううん、だって約束を守ってないのは雄ちゃんな訳で、しかも雄ちゃんのほうがソッチ方面は凄く進んでいる訳で・・・。

明日が受験なら今日のうちにストレス解消したほうがいいんじゃない?雄ちゃんの実力なら正直問題なさそうだし。

大丈夫、問題ないよね?ね?

 

「そ、そうね。私も大学生だから・・・ね?そういう雄ちゃんだって中々『遊んで』たんでしょ?」

 

うぅ、自分で言っててちょっと自己嫌悪・・・でも、雄ちゃんとつながりたい。だから私は、もう少しだけ嘘をつくよ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次(嘘とほんとと意地っ張り11

Posted by RIN - 2009.02.18,Wed
ようやく核心に入って(?)まいりました。
このあとにどれくらい続くのか・・・

思ったよりも文章が伸びてしまい、正直分かりません(オイ

遅筆ですが、放置するということはありませんのでw長い目で見てくださいね♪



Posted by RIN - 2009.02.18,Wed


嘘とほんとと意地っ張り8
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「チーン!」
キッチンから何かが解凍された音がして、琴姉が色々夕食の準備をしていた。
パチパチと揚げる音もしてきたから、やっぱ豚カツとかもあるのかな?
いや、ほら、明日受験なわけだし。
 
準備してくれてるうちは特に出来ることもないので明日の予定を思い起こしてみる。
朝は6時半までには起床して…朝9時までに大学に行って9時40分から試験。お昼前に終わって帰宅。あとその日はゆっくり琴姉のマンションにお邪魔して次の日の朝に帰宅、と。
 
問題は無いだろう。あとは本当に試験のみか…
 
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
・・・
・・
 
くぅ~っ
 
情けない音が腹の中から響く。嗅覚や聴覚から空腹を刺激される行動は、パブロフの犬のように反射的な・・・って理科系等は受験しないっての。
 
「琴姉ぇ~!あとどんくらい~?手伝おっか?」
 
空腹を紛らす為に手伝いを買って出ようとするけど・・・
「ん~?いいよ。もう・・・んっ、揚げ終わるし・・・座って待っててって言ったでしょ?」
 
いやいや、居候の身でそれは無いだろうに・・・
 
「・・・箸くらいは出すよ。」
そういえば、俺の箸はあるのだろうか?
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
「箸くらいは出すよ。」
そう言ってこっちに雄ちゃんが来る。
も~!雄ちゃんは今回お客さんなのになぁ・・・
 
「む~仕方ないなぁ・・・」
 
結局盛り付けとかは雄ちゃんにも手伝ってもらった。
あ、雄ちゃんのお箸はさっきのどんぶりと一緒に私の引越しの荷物の中に入ってたから問題無し!
 
・・・・・・・・・・
 
「ん・・・おいしい。」
「そ。良かった…」
で、今は二人して夕食をつついてる。
雄ちゃんは自分用のお箸とどんぶりが何であるのか不思議がってたけど、「母さんが入れた」の一言で納得しちゃった。う~ん、一体雄ちゃんの中の母さん像はどんな風になっているのかしら?
 
おいしそうにご飯をかきこむ雄ちゃんは少し外見が大人っぽくなっただけで、中身は昔のまま・・・のように見える。
実際には・・・別れたときからなぁ~んにも変わっていない私とは違うのにね。
なんで東京になんか来てしまったのだろう?そう考えたことは一度や二度ではない。あのまま地元にいれば雄ちゃんとだって疎遠にならないで済んだんだって。
学校が違ったとしても家が近くなら・・・ね。
 
だから今回雄ちゃんがこっちに来たのはチャンスなのかしら?誰かが私にやり直せるチャンスをくれたってことなのかしら?
 
告白・・・してみようかな?かな?
試験が終わった後、帰るときに・・・でも、もしも振られちゃったらどうしよう?それこそ二度と顔見せられないよ?
 
「・・・・・」
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
「・・・・・」
テーブルに並んだ料理の数々。
全部俺の大好物だったり、鯛とか縁起の良いものだったり・・・気ぃつかってくれたみたい。
うん、おいしい!肉じゃがなんか母さんよりも上手だよ!・・・って
 
「ん・・・何琴姉?」
 
さっきからずっと深刻そうな顔をして俺のほうを見てくる琴姉。結構気になる。
最初は料理の腕を気にしてるのかと思ったんだけど、どうやら違うみたい。
 
「え・・・ううん、なんでもないよ。さ、暖かいうちに食べちゃって?」
 
う~ん、なんだろう?
「言いたい事あるんなら言っちゃってよ。なんか気になる。」
 
あれだろうか?やっぱ落ちる、とか?
 
「う…うん。・・・雄ちゃんも変わっちゃったんだなぁって、ね」
は?何をいきなり藪から棒に!?
「どっちかってと、変わっちゃったのは琴姉でしょ?」
 
「え?」
いや、そこで驚かれても・・・おれが困るんですけど。
 
 
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嘘とほんとと意地っ張り10
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