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RINの書き物置き場。 一部官能物もあるので、18歳未満は見ちゃダメっ!
Posted by - 2017.12.19,Tue
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Posted by RIN - 2012.05.24,Thu



前(嘘とほんとと意地っ張り14

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「琴姉?今なんて言った?」

「いや、雄ちゃんこそ何て言ったのかしら?」

ダメ。私の頭が雄ちゃんの言葉を理解できないでいる。ドーテー?道程?同定?dooutei?童貞?

童貞って何?

 

「「・・・・」」

 

えっ?童貞?雄ちゃんが童貞?未経験?

 

「雄ちゃん、相手の子を妊娠させちゃった云々って送ってなかったっけ?」

私の場合は嘘を付いていただけなんだけど…雄ちゃんに合わせて。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「雄ちゃん、相手の子を妊娠させちゃった云々って送ってなかったっけ?」

うっ、痛いところを付いてくる。そりゃあ琴姉、アレですよ。琴姉がどんどん経験して行っちゃってるのに対して、俺だって意地張りたくなっちゃっただけですよ。

 

「いや、ごめん。それ無し。俺女の人とそういう経験したことないし。精々琴姉と昔お風呂入ったくらい。」

それにしても…

「琴姉こそ、メールで二人同時に…とか送ってこなかった?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「琴姉こそ、メールで二人同時に…とか送ってこなかった?」

ふ、二人同時ってどうやってやるのかしら?そんなメール送ったかなぁ?…送ったかも。あうぅ。雄ちゃんのメールに合わせてエスカレートしちゃってたかも。

「ごめんなさい、嘘つきました。わ、私も今まで男の人とお付き合いしたことないの。勿論、そ、そういう経験も無くて…私処女なの。雄ちゃんと手をつないだのが精一杯です。」

 

最低な嘘ついてごめんなさい。でも…なんだろう、私今凄く嬉しくなっちゃってる。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「ごめんなさい、嘘つきました。わ、私も今まで男の人とお付き合いしたことないの。勿論、そ、そういう経験も無くて…私処女なの。雄ちゃんと手をつないだのが精一杯です。」

 

「嘘じゃ…ないんだね。」

正座したままこくりと頷く琴姉。…だからパジャマの隙間から胸が見えてるってっ!

 

それにしても。

なんか納得が行った。今朝再会してから今までの琴姉の振る舞いと、今までのメールの内容に凄く違和感があったから。でも…やばい。凄く嬉しい。嬉しすぎる。だってさ、変わっちゃったと思ってた大好きだった女性が、昔と同じだったんだよ?

しかもさ、まぁなんだ。

そういう経験もまだしてなくて、俺と同じ状況だったし。自分より相手のほうが進んでいるのが嫌だっていうのは男の見栄とか意地かもしれないけど、実際問題凄くうれしいと思う。

でも…

「うん、なんで琴姉はあんなメール送ってきたの?」

多分最初に送ってきたのは琴姉のほうだと思う。って言うかそうだ。「彼氏できた」みたいなメールを送ってきたんだと思う。なんでああいうメールを送ってきたんだろう?

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

「うん、なんで琴姉はあんなメール送ってきたの?」

なんでって、そりゃあ…

「離れて疎遠になっちゃったじゃない?ああいうメール送れば、少しは私のこと気にしてくれるかなとか、途中からは雄ちゃんが経験が進んでるのならそれに釣り合う女っぽく振舞ったほうが良いかな~なんて思ったりしたから、よ」

ちょっと位嫉妬してくれるかなって思ってたのに…全然気にしないで「彼女できた」なんてメール送って来るんだもん。

あれ?

でも、雄ちゃんに結局彼女さんはいなかった訳で、雄ちゃんからのメールの内容も嘘だった訳で…なんで雄ちゃんまで嘘をついていたのかしら?

首をかしげてしまう。雄ちゃんが嘘をついた理由って…

「気にしてくれる、って無茶苦茶気にしてたよっ当たり前だろ。どんどん琴姉が変わって行っちゃうって思って、焦って、悔しくて…」

雄ちゃんが苦しそうに眉をしかめて話す。

「俺は年下で、琴姉にとっては弟みたいなもので…琴姉が俺なんか見向きもしてくれなくなっちゃうんじゃないかって思うと、強がって意地張ってあんなメールしか送れなかったんだよ。」

 

「うん…」

それは居もしない彼氏に嫉妬してくれてたって事かな?そうだよね?だから嘘をついた?

 

あぁそうか。私はすごい勘違いをしてたんだ。私がメールを送ったのは、ただ単に雄ちゃんに嫉妬してもらって、また前みたいな関係に戻りたかっただけ。私の存在を気にして欲しかっただけ。願わくば「そんな奴やめて、俺と付き合えよ!」って言って欲しかったけれど、とにかく雄ちゃんとのつながりが欲しかった。でも、それは雄ちゃんにとっては私が遠くにいってしまうことになってしまってたのね。今だってすごく話しづらそうだもの。

「ごめんなさい、本当にごめんなさい。私のくだらない嘘のせいで雄ちゃんにまですごい迷惑をかけてしまって…」

 

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「ごめんなさい、本当にごめんなさい。私のくだらない嘘のせいで雄ちゃんにまですごい迷惑をかけてしまって…」

 

迷惑だなんて…確かにすごい動揺したしショックは受けたけど、結局全部嘘だったわけで、しかもその嘘は俺自身が意地を張り続けてしまったからこそ大きくなってしまった物で。その意地ってのだって、お互いがお互いを想ってたからこそ生まれ出てしまったものだから…

「気にしないでよ。お互い様なんだと思うよ琴姉が嘘ついて、俺がそれにたいして意地張って…それの繰り返しでさ?良かったよ、琴姉が琴姉のままで。それにさ、受験の前に嬉しい真実が分かったのは僥倖だと思う。」

受験勉強中もずっと胸の中でもやもやしていたものが今じゃすっきりしている。だから俺は明日の受験の前に言わなければいけない。せっかくのこのチャンス、無駄にしてはいけない。高校の恩師の口癖「先手必勝後手地獄」を実践しなければいけない。そう…

 

「琴姉、いや琴音さんの事が好きです。俺は姉さんとしてではなく、一人の女性として昔から大好きだったんだよ。勿論今だって大好きだ。なんで俺が未練たらしく『沢山の男と付き合っている』琴姉と同じ大学を受けると思う?何かしら琴姉と繋がりが欲しかったからだよっ!」

そう、伝えなくてはいけない。しっかりと嘘偽りなく自分の言葉で

次(嘘とほんとと意地っ張り16

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