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RINの書き物置き場。 一部官能物もあるので、18歳未満は見ちゃダメっ!
Posted by - 2017.09.25,Mon
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Posted by RIN - 2007.10.14,Sun
夏の終わりに姫三昧~これからも三人共に~夏の終わりに姫三昧~始まりは終わりと共に~

・・・・・・・

 

ミーンミンミンミンミンミンミーン…シャワシャワシャワァ・・・

 

9月、未だ残暑の厳しい武蔵宮。

高校のある街の外れに向かう道に人の姿があった。

セーラー服を着ている綾乃と優奈、私服の唯華、そして・・・

 

綾乃たちの学校の男子制服に身を包んだ孝憲である。

 

「なんでこうなってるんだぁぁぁっ!!!」

 

思い詰めたような表情で俯いていた孝憲だったが、いきなりガバッと顔をあげると真っ青な空に向かって叫びだした。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

初めて四人が一つになった日・・・PM11:30

 

未だ熱気のこもる社務所に四人の男女が裸のままタオルケットにくるまっている。孝憲の左右に二人、そした孝憲の胸の中に一人・・・

三人の女性は皆満足げな様子で横になっていた、が・・・

 

「う~ん・・・」

そんな中、神妙な顔をして畳の目を数えている孝憲・・・

 

「な、何そんな『後悔してます』みたいな顔してんのよ!・・・やっぱりそのぉ・・・」

 

せっかく抱いてもらって最高な気持ちの中で、相手がそんな微妙な顔をしているのは正直女としてやるせない。綾乃は孝憲の横まで這っていくと、そのまま顔を睨みつけ何か言おうとする・・・が、その言葉も続けることが出来ない。

 

「えっ・・・いあ、いあやぁ別にそんなつもりは・・・」

尻切れトンボな綾乃に少々疑問を浮かべながら一応反論してみる孝憲だが、その言の葉にも説得力は無い。

 

「あるわよねぇ?孝憲って昔からすぐに顔に出ちゃう子だったし…そんな顔しちゃうってことはやっぱり私達に・・・」

 

「えっ?」

同様に隣で寝そべっていた唯華も非難の言葉を出すが、その言葉尻は小さく途切れてしまう。

「孝憲さん・・・」

孝憲の胸に顔を擦り付けていた優奈が至近距離で話しかけてくる。

「今あなたは私達三人とその・・・身体の関係を持って・・・後悔してるのですが?」

前二人が言おうとした言葉。優奈が二人の気持ちを代弁する。

 

「えっ!?いや・・・そ、そりゃこの先大変だとは思うけど後悔はしてないよ?俺、三人とも大好きだし、そんな中途半端な気持ちで抱きたくなんか無かったし。」

 

「そ、そっか。わ、私達も孝憲のこと大好きだよ?・・・じゃ、じゃあ―さ、あんたこっちに…」

ほっとした表情で口出しする綾乃。思えばここで話を止めて置けばよかったのかもしれない。俗に言う『墓穴を掘った』という所だろうか?

孝憲が調子に乗って次の言葉を言わなければ・・・

 

「ただまぁ・・・この夏が終わったら戻んなきゃいけないから、そういう意味じゃ悲しいかな?三人ともそんなに頻繁には会えなくなっちゃうし・・・できればこっちに越してきたいくらい・・・」

 

     ・・

孝憲は軽い冗談で言ったのだ・・・が。その言葉に途端顔を輝かせる女性陣。特に綾乃なんぞいきなり孝憲の背中に抱きついてきたほどだ。

「本当!ほんとっ?本当にこっちに住みたいくらい私達の事好き?」

 

「えっ?あ、あぁ。うん、そうだねぇ。綾乃と優奈が行ってる高校に転入とか出来たら良いんだけどなぁ」

 

あくまで冗談として言う孝憲。調子に乗っているのかもしれない。

・・・まぁ普通そうほいほいと高校を転校など出来るわけでもないし、それは当たり前だろう。しかも三年の二学期からだ。

 

・・・が、

 

「唯姉!良かったね!孝憲もその気で。」

 

「え?」

 

「そうねぇ、最後の手段で無理やりって手もあったけど、やっぱり本人の意思のほうが良いわよね」

 

「えっ!?」

 

「孝憲さんが先輩ですかぁ・・・ほわわぁ!」

 

冗談で言った孝憲をよそに何故か勝手に進む。何故か唯華が何処からか取り出した紙袋からは「埼玉県立熊○西高校(孝憲の通う高校名)」「単位認定書」「成績証明」の文字が見え隠れしている。

 

「えっ?えっ?ちょっ―ど、どう言う事デスカ?」

何故か外国人口調(しかも丁寧語)になってしまう孝憲。まさに寝耳に水。

 

「え?いや・・・だって今貴方転校してでもわたし達といたい、って言ったわよね?」

 

きょとんとした表情で袋から取り出した用紙をヒラヒラさせる唯華。

 

「え?そ、それは・・・」

『言葉の綾というもので』と続けようとした孝憲だったが、純粋無垢な優奈の瞳を見てつい言いよどんでしまう。

 

「やっぱ前から叔父さんたちと話しを通しといてよかったわね」

 

「叔父様たちも『嫁が出来るっ!』って喜んでたもんね」

嬉々として話す女性陣。まるで世間話でもしているようだったが、孝憲にはそんな余裕はなかった。

「まっま―ど、どう言う事?」

ドモリ過ぎであるが、それは孝憲の今の状況を切に表していた。

 

「え?だから貴方がこっちに引っ越してくれる、っていう話・・・でしょ?」

 

何を言っているの?とばかしに再び紙を突き出してくる唯華。そこには転校のために必要な書類と、それにでかでかと押してある判子があった。

 

 

 ・・・・・・・・・

 

再び硬直し、話についていけなくなる孝憲。

 

(つまりそれは・・・)

 

錆びた頭がなんとか答えを導き出そうとし・・・

 

「俺、ハメラレタ?・・・こっちに転校・・・するの?ってかもう決定済み?」

 

「そう。まぁ今回ハメられたのは私達でしょうけど。」

綾乃の下らない(下ネタ)ギャグ。だが孝憲はそんな事は無視して唯華に問いただす。

 
・・・・・・・・

「いや、俺初めて聞いたんだけど?」

 

「初めて言ったもの。」

 

「・・・(オイオイ)」

 

「そろそろ・・・終わってるかしらね?」

唯華が不気味な言葉を言い出す。

「何が?(ま、まさか・・・)」

 

「私んちの・・・ほら、昔貴方が使ってた部屋。荷物届いてるはずよ?」

 

「は?」

 

「え?だって叔父さん達とは話がついてるのよ?今日貴方が家を出てから大急ぎで荷物をまとめて頂いて送ってもらったんだから。」

 

「・・・こ、これって・・・」

 

・・・・・

 

「マジ?」

「「「マジ(よ)(に決まってるじゃない)(です♪)」」」

 

 

「なぁぁぁぁぁっ~っ!!!」

 




・・・と言う事である。

結局実の所、事前に唯華が孝憲の両親に色々な理由をつけて孝憲の転校の話を持ちかけ(勿論そこで、『私たち三人から嫁にすればよい』といったのは言うまでも無い)、嫁云々で見事に両親は乗ってきたのである。

 

・・・孝憲は初めから唯華たちの掌の上で踊らされていたのかもしれない。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

再び9月・・・

 

「なぁ~に叫んでんのよみっともない」

見事にセーラー服を着こなす綾乃。

 

「はやくしませんと遅刻してしまいます・・・よ?」

ただ、優奈もだが、少々胸の部分が不釣合いなほど膨らんでいるのは致し方ないだろう。

 

「うぅ~・・・だいたいさぁ、なんで唯姉も一緒なんだよぉ?」

八つ当たりも込めてか後ろを歩く私服の唯華にいじらしい視線を送る孝憲。

「買い物よ、買い物。やっぱちょっと街に出ないと揃うものも揃わないのよ。」

 

「なんだよそれぇ~!」

 

ブーブーと不満げな孝憲。


・・・・・・・・・・・・・・

 

「あら?愛する奥さん達と一緒の登校はお嫌かしら?」

そんな様子にふっ、と笑い唯華が耳元で囁く。

 

「う、嬉しいっす・・・」

 

「え?」

 

聞こえているはずなのにあえて聞こえないふりをする・・・それに対してムッとなったのか・・・四人しかいない道に孝憲の声が響く。


「大好きな人と一緒にいられて!毎日イチャイチャできて嬉しいですってば!!」


 

・・・・・・

一瞬の静寂。

・・・・・

「そ…私達もよ」

 

そう言って唯華はスッと腕を絡ませてきた。

 

「あっ!ずる~いっ!唯姉ばっかりっ!孝憲ぃ!私も私もぉ!」

 

「あぁ、私の抱きつく所までとらないでくださいよぉ!」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・

・・・

・・

      

はしゃぎあい、ふざけあいながら歩く面々

・・・まだまだ暑い日の続く夏の終わり・・・彼と彼女等の生活は始まったばかりだった。

 

 

FIN

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Comments
無題
姫三昧と軍人モノ中篇までを読ませていただきました。
RINさんの作品の主人公はやはりというか、凄まじいですね。
これからも頑張って下さい。
Posted by さかな - 2007.10.29,Mon 20:10:28 / Edit
無題
ありがとうございます。

最近はPIPIのほうも携帯からの書き込みが主となってしまい、PCのほうでの更新が中々できない状況です。
暇なときにちょくちょく頑張ってはいるのですが、恐らく今の『憂鬱』の後編はもう少し先になってしまうかも・・・
デス
Posted by RIN - 2007.10.29,Mon 23:02:20 / Edit
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