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RINの書き物置き場。 一部官能物もあるので、18歳未満は見ちゃダメっ!
Posted by - 2017.12.19,Tue
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Posted by RIN - 2007.10.07,Sun
夏の終わりに姫三昧~再開は熱中症と共に~
 
 
     ・・・・・
  
「あ、暑い…」
蝉の声がジーワジーワとうるさく響くある猛暑日、一人の青年がとある家の縁側で『のびて』いた。
 
ここは関東のとある山間の町、武蔵宮(むさしのみや)。ひなびたローカル線の通る小さな町だ。
「そろそろ干からびちゃうのか…?」
 
彼のいる場所は、武蔵宮の町の中心部から少々離れた祖父母の家の旧宅。昔ながらの茅葺の屋根だ。
草木も萎れる八月下旬、当たり前だがクーラーの無い縁側でだれているのが冒頭の声の主、明石孝憲(18)。彼は一つ年上の本家の従姉弟に呼び出され、およそ7年ぶりに一人で昔住んでいた明石本家(というか祖父母の家)に来ているのだった。
 
 
…が、
 
「なんで誰もいねえんだよっ!携帯は充電切れちゃってるし!」
彼が10時にこの家に着いたとき、家の主や呼び出した張本人は留守だった。それから、一時までずっとこの家で待っていた…が、誰も帰ってこなかった。
 
(ちゃんと連絡してたのになぁ…忘れられてるんか…)
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
それからさらに一時間。最も暑くなる時間である二時、孝憲もそろそろやばくなっていた。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「お~いっ!唯姉ぇ~!もう孝憲きてるんでしょ~!…って、留守ぅ!?」
 
・・・孝憲が脱水症状で意識朦朧としかけていた時、新宅の玄関の方で声が聞こえた。
 
(ん?あの声…綾乃か?…助かった…か?)
そんなことを考えている間に、足音がこちらに近づいてくる。
彼女の名前は高木綾乃。本家の隣に住む同い年の幼馴染で、孝憲一家が引っ越すまでずっと一緒に遊んでいた間柄だった。
 
「あ~?誰…かしら?…って、あんた孝憲!?ちょっ!大丈夫っ!?」
孝憲の頭の上から声が聞こえる。
がくがくと頭を揺さぶられるが、それによって逆にどこかへ飛んでいきそうになる。
逆光と熱中症による視界狭窄のせいで綾乃の顔はうかがえない。
 
「あ゛…とりあえず揺するのやめろ…んっ…久しぶりだな、綾…の…」
そのまま孝憲の意識は落ちてしまった。
この時綾乃の顔に驚愕と何かの企みの表情が浮かんだことを知らずに…
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
気を失った孝憲は過去の記憶の井戸に落ちていた。
 
(なんだ?これは?夢…か?…いや、これは…?)
 
今日と同じような暑い暑い夏の日の情景が浮かぶ。
ここはどこかの神社の境内だろうか?そこには自分と三人の女の子がいる。一人はおかっぱ頭の小さな子。一人は少し背の高い活発そうな子。そして最後の一人は白のような、銀のような長い髪をした女の子。三人が三人、ぐずっているように見える。
 
「じゃあ、約束。絶対に私たちとけっこんしてよね!」
「うんっ!じゅうはっさいになったらみんなぼくのおよめさんにするからっ!」
「ぜったい、ぜったいだからねっ!あんたがじゅうはちになったらここまたもどってくること!」
「やくそく…ですからね」
 
「ぜったいもどってきてよね!」
 
「うん!わかったあやの!ぼく、ちゃんとかえってくるから!」
 
そこまでで孝憲の記憶は突然途切れる。まるでこれからを暗示しているかのように…
 
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
それからどれくらいたったのか?
次に孝憲が目を覚ました場所は、どこかの部屋のベットの上だった。クーラーが効いていて快適であるが、妙に身体がスースーする。
 
「…んっ、んぅ?…」
 
「あっ!孝憲起きた?大丈夫、身体?」
部屋の少し離れたところから聞こえてくる綾乃の声に、孝憲はここが綾乃の部屋なのだと直感する。
「あ、あぁ…すまん、悪か…っ!?って!お、お前っあ、綾乃なの…か?」
ベットから起き上がって礼を言おうとした孝憲だったが、そこに立っている人間を見て絶句してしまった。
彼の印象では綾乃とは『小さくてガリガリでおかっぱ頭の女の子』がイメージであった。
しかし、今ベットの傍らで心配そうに孝憲を見つめている女性は、身長は低く150cmほどだが、巨乳で腰くらいまである黒髪ストレートの美少女であったのだ。
少なくとも孝憲のイメージの中にこんな綾乃は存在していない。
 
そんな孝憲を訝しげな目で見る綾乃(仮)。
「当たり前じゃない…あんた熱中症で頭おかしくなった?」
 
この声と口の悪さは確かに綾乃のものだし、良く見れば昔の面影もあるが…
(いやっ、しかし…変わったな…特に胸が・・・)
孝憲の性春真っ盛りの健康な男児。じっと胸の辺りを観察してしまう。
 
「ん、どうかした?」
 
「えっ!?いやっ、何でも…無い」
(いかんいかん、落ち着かないと)
「そう?でもあんた災難よねぇ~?さっきうちに電話あったんだけど、重爺が畑でぎっくり腰になっちゃったからみんなで病院行ってるんだってっ!あんな炎天下の中よく死ななかったわよ」
 
重爺とは孝憲の祖父の名だ。
 
そう言いながら、まるで当然のことのようにいきなり綾乃は自分の服に手を掛け、脱いでいこうとする。
孝憲はビックリして慌てて布団を被る。幸い行動が早かったので、ほとんど何も見ないですんだ。
「おいっ!?何してんだよ男の前で!ぬ、脱ぐなって!」
 
「あんたと私しかいないじゃない、わ、私は気にしないわ。私も汗かいちゃったの。それに…あんただって裸じゃない」
綾乃は服を脱ぎ続けながら、あっけらかんとしたように言い放つ。
しかし、孝憲は見ていなかったが、この時、綾乃の顔は熟したトマトのように真っ赤だった。
「いや、でもっ…ってえぇぇっ!?」
 
全く今まで気づいていなかったが、孝憲はここで目覚めた時から全裸の状態であった。
鈍すぎる男である…
「あんたさっきから驚きすぎ。少しは落ち着きなさいって」
「…っ!?…」
言葉を失うとはこの事なのだろう。孝憲は布団の中で固まってしまった。
「汗凄かったから脱がしたのよ。今洗濯中!いいじゃない。私とあんたの仲でしょ?」
 
だんだんと声が近づいて来る。そしてギシッとベットが軋む音がした。
 
「お、おいっ。冗談は…よせよ?」
そんな声虚しく、無常にも布団は剥ぎとられ、豊かな乳房を持つ綾乃の肢体が孝憲の前に露になった。
 
「これは私のベッドよ。私がどうしようが自分の勝手。そう思うでしょ?」
 
(いやいやいや!どこの逆レイプ女だよっ!なんでいきなり再会した幼馴染に犯されなければならないんだっ!?てか、やっぱ胸でかっ!!)
 
「いいじゃない…ねっ?約束、守ってよ?」
そのまま仰向けの孝憲に身体を重ね、グニュっと孝憲と綾乃の胸の間で豊かな乳房が形を変える。今までに触れたことの無い柔らかさ。まるでプリンのようであるが、決して崩れることの無い張りをもった女性の象徴。
 
「抱いて…くれるよね?わ、私だって初めてなんだから…だれにだってこんな事するなんて思わないでよね」
 
耳元で真っ赤な顔をした美少女が真剣な顔で訴えてくる。男には極上のシュチュエーションだろう。現に孝憲の愚息は既にビンッと天井を向いている。
(や、約束ってなんだろう?…でも、初めて…なのか?んっ、いやでも、これは…据え膳食はぬはって言うし…あぁ~綾乃ってこんなに可愛かったんだ…)
「あ、綾乃…」
少々心の中でも支離滅裂な孝憲。しかし、その真摯な態度に気づいたのだろう。そっと背に手を伸ばそうとする…が、そううまくいかないのが世の常である。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
ドカァーンッ!!
 
「はいっ!そこまでぇぇっ!!」
ドアが壊れるのではないかと思うほど激しく開けられ、いろいろな意味で顔を赤くしている妙齢の美女が突入してきた。
「「唯姉っ!?」」
 
「そうよっ!久しぶり孝憲!さて、あんたたち何や―」
「ゆ、唯姉ぇっ!重爺の所じゃなかったの!?」
妙齢の美女(仮)の言葉を遮って、綾乃が孝憲の上で驚いて声をあげている。
 
「ふんっ、貴女の考えなんてお見通しっ!抜け駆けはしないって三人で言ってたのに、急いで戻ってきてみたらやっぱりこの通りじゃないっ!この事を優奈が知ったらどうなることやら?」
 
この突入してきた女性は明石唯華(ゆいか)。孝憲の従姉弟で彼を呼び出した張本人。現在19歳で、家で家事手伝いをしている。そのメリハリのある身体は一流のモデルにも引けをとらず、胸もグラビア級である。そんな彼女は孝憲や綾乃からは『唯姉』で呼ばれている姉御肌な女性だった。 
 
ついでに彼女の言葉の最後に出てきた『優奈』とはここから近くの山を登った上にある神社、『武蔵神社』の神主の娘「度会優奈(わたらいゆな)」で、孝憲の一つ下にあたる人物だ。
引っ越す前まで孝憲、唯、綾乃そして優奈の四人でよく遊んでいたのだった。
 
「とりあえず、服着て離れなさい。話はそれからっ!」
 
唯の声に渋々従う綾乃。流石にこの状況で事を進める考えは無いらしい。
「はいっ!孝憲も、服っ!さっさと着なさいっ!」
孝憲も頭が上がらないため慌てて服を着ていく。
 
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
「じゃあ、綾乃?説明してくれるかしら?私がこの部屋に入ってきたらいきなり抜け駆けしてS○Xしようとしてた訳をっ!」
 
怒髪天を突くとはこのことだろうか?久しぶりに見た従姉弟殿はえらくご立腹であった。
(まぁいきなりこんなシーン見れば当たり前だが…)
 
「あ~その、なんだろうねぇ?」
 
「…っ」
全てのものを眼力で破壊しつくせるほどではないだろうか?と思うほどの勢いで唯華が綾乃を睨みつける。
(唯姉…お、おっそろしぃ~っ!!)
 
「わ、悪かったって、ごめんなさい!確かに抜け駆けしようとしとわよぉ・・・」
 
耐え切れなくなったのだろう、綾乃がついに根負けして謝る。もう土下座状態で頭を下げている。
 
「分かれば宜しい!まったく…孝憲もちゃんと私達と約束してるのだから安易にS○Xしようとしないの!分かった?」
 
孝憲には全く何の話だか見えてこない。
「何の話?綾乃もさっき『約束』って言ってたけど…」
その言葉に一気に部屋の空気が変わる。いや、どちらかと言うと意識のベクトル軸が変わったと言う方が正しいか?
 
「なっ…!?」「ちょっ、あんた…」
 
驚いたような、怒ったような、しかし悲しんでるような…良く分からない複雑な表情をする綾乃と唯華。しかしそれでも孝憲は何の事だか分からない。
 
「孝憲…なんで私があなたをここに、今日呼んだのか…分からないの?」
 
唯華は怒りを通り越して、顔が真っ青になっている。孝憲はここまで哀しんでいるような従姉弟を見たことが無かった。隣を見れば綾乃も同じような表情をしている。
 
「ご、ごめん…分かんない。えと、何か…あったっんだっけ?」
 
…孝憲は半ば困惑したように二人を見ていた。
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