忍者ブログ
RINの書き物置き場。 一部官能物もあるので、18歳未満は見ちゃダメっ!
Posted by - 2017.12.19,Tue
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by RIN - 2007.10.07,Sun
夏の終わりに姫三昧~真実は巫女さんと共に~(前話)『夏の終わりに姫三昧~再開は熱中症と共に~
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
「本当に…覚えていないのね、貴方は…」
「じゃあ私、あんたにたいして物凄い事…しようとしてたんだ」
少し自嘲気味に言う綾乃。そこには孝憲に対する侮蔑も混じっている。
「…」「……」「………」
 
三人に重い沈黙が流れる。
クーラーが効いていて涼しい部屋であるが、孝憲には嫌な汗が流れていた。
 
 
 
そんな沈黙を破るかのように、蝉の声が響いていた。
 
「仕方ない…か…」
「唯姉?」
「そうだよ、仕方ないよ。何せ7年も会ってなかったんだからさ。私たちのこと分かっただけでも良しとしなきゃ。じゃ、行こっか?」
 
一人で確認するかのように唯華がつぶやく。
 
「まぁね。でもそうすると私達だけ『約束』覚えてたのがちょっとバカみたい。優奈もがっかりするわね。」
 
チラッと孝憲を見て、綾乃もため息をつきながら言う。
 
「えっ?…ちょっと…話が見えてこないんだけど…?」
 
「い・い・か・ら!!じゃあ孝憲!さっさと行くわよ!」
唯華がグイと腕を引っ張る。
「えっ!?いや、だから何処に?」
 
「優奈のとこっ!あんたまだ優奈に挨拶しに行ってないでしょ!!」
 
同じように反対の腕をつかまれ、孝憲はロズウェル事件の宇宙人のように外に連れ出されていった。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
小高い山の頂上にある境内までの長い長い石段。
三人はそのふもとにいた。
「ここは…流石に覚えてるわよね?」
 
「一応。優奈の家…神社の入り口…だよな?…だが…」
ここを登れば本堂や社務所を備える神社にたどり着く。昔はよく三人で一気に駆け上ったものだ。今では孝憲たちにそんな気は起こりはしないだろう。
 
「こ、これを登るのか…この暑さの中で?」
一応孝憲はテニス部である。
巨乳好きの部員がなぜか多い変な部活であるが、一応体力には自信がある。
 
…が、この暑さの中、しかも先ほど熱中症で倒れた身体の孝憲には少々きつかった。
 
滝のような汗を流し、荒い呼吸をする。孝憲は今にも死にそうな顔をしているが両隣の巨乳美女達はなんともないような顔をしている。
「あんた、都会行って少し鈍ったんじゃないの?」
そんな綾乃の言葉にもほとんど言い返すことも出来ない。一つ言い返すとすれば、彼の引っ越した先は都会ではなく、関東中部の県北の中都市であることくらいだ。
 
「でも、孝憲もこの町出てから色々あったんでしょ?ねえ、今の近況聞かせてよ!ま・さ・か、彼女なんていないわよね?」
「あんたが話したいんならき、聞いてあげるけど?」
 
「ん~?…あぁ、いないけど…近況、ねぇ?例えば…」
 
律儀に答えながらだらだらと登っていくのだった。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
ようやく石段の終点が見えてくる。チラッと下を見てみれば遥か下に町が見え、唯華や綾乃の家もすでに小さくなっていた。
 
「あ~ようやく到着っと!優奈いるかな?」
綾乃は先に走って優奈を呼びに行った。後に、唯華と孝憲のみが残される。
 
「ふ~やれやれっと、本当に今日は暑いわね。ちょっと孝憲、着いたんだからシャキっとしなさい!」
唯華が孝憲にカツを入れ、石段を登らし切らせた。石段を登り終えた孝憲達にスゥーっと心地よい風が吹く。
フゥーと一息つけ、雑木林に囲まれた境内を見渡す。昔良く遊んだところだ。
 
(そういえばここでカブトとか捕まえたっけ?オオクワガタまだいるんかなぁ?)
 
しばし感傷に耽る。その時ふと、頭の片隅にもやが浮かんだ。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「じゃあさ、わたしたちの中からおよめさん決めてよ!」
 
「お、およめさん!?むりだよぉ!ぼくみんなすきだもん!」
 
「ばかじゃないのあんた!こ、このえろがっぱぁ!」
 
「で、でもたかのりさんがそういうのでしたらどうします?」
 
「そうねぇ…じゃあ―
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ん…?なんだこれ?なんか…ここであったような…ん…駄目だ思い出せなぃ~!多分これが唯姉たちの言う『約束』の一部なんだろうけど…)
そのもやは孝憲の頭の思考スペースを徐々に占領し始める。
 
「―っ!ちょ―憲っ!孝憲ってばっ!!」
 
「…え?おわっ!?あ、あぁ、ゴメン唯姉!何?」
慌てて我に返る。あと少しで分りそうな時に声がかかったため“もや“も霧散してしまった。
「ほら、来たわよ」
唯華がちょいちょいと指をさしている。視線をそちらに送ってみると…
 
 
 
…孝憲は目をこすった。よぉ~くこすった。「多分これは俺の目が妄想しすぎたんだろう!」、そう思うくらいにこすった。
 
上の文は決して間違った表現ではない。しっかりと繋がった文である。事実、彼は自分の見たものを信じられなかった。まさか自分の妄想がここまで実現するなんてありえんっ!と考えていた。
 
だって、そうだろう…
 
まるで大きなお友達がやる、18歳未満お断りのゲーム(人はそれを美少女ゲームとかエロゲーとか称する)からそのまま抜け出してきたような美女が立っていたのだから!
 
いや、こんな回りくどい表現は避けよう。孝憲のためにもそれはよくない。
綾乃が社務所あたりから連れてきたのだろう。
孝憲の幼馴染③、渡会優奈が神社の正装(?)である巫女服で孝憲に微笑み、こっちへ来ているのだ。
彼女は元々生まれつき身体の色素が少ないせいであろうか?
色白でどこか儚げな雰囲気を漂わせながら、その銀髪は夏の日を浴びて輝いている。
 
さらに見かけによるものか?彼女がいるだけで体感温度が少し下がった気がする。彼女自身は全く汗をかいていない。
 
しかし、しかしであるっ!
 
性少年孝憲は違うところを見ていた。そう、「胸」である。
 
胸、乳、乳房、おっぱい、肉房…呼称は色々あるがそんなことはどうでもいい。
優奈の胸は『トテツモナク、デカカッタ』のだ。
 
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 
少しわき道にそれるが例えてみよう。結論から言えば孝憲の幼馴染は三人が三人とも立派な胸に成長していた。しかし、それのサイズにも違いがある。あくまで孝憲の目算であるが↓
 
綾乃のそれが『ズキューン!』と拳銃級。
唯華のが『ダダダダダッ!!』とマシンガンもしくは小銃級であるのに対して、優奈の乳は…
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
『メイデーメイデーっ!こちら800小隊っ!現在敵本隊の襲撃を受けているっ!至急援護をっ!』
『こちら072砲撃支援隊!了解した800小隊っ!ただちに援護砲撃を行うっ!座標を指示されたしっ!』
『こちら800小隊っ!砲撃座標はっ―
 
ズゴォーンッ!ズオンッドンッ!
 
『どうした800小隊っ!?応答せよ、応答せよっ!!』
『ザッ――ザッーくそっ!隊長がやられたっ!砲撃座標は、コード19、暗号OPIだっ!』
『了解したっ!opiで19だなっ!ただちに砲撃する!それまで持ちこたえろよ!』
『OK072!敵さんに白いのたくさん出させてあげろ!』
 
ヒュゥ~…ドォンッ!!カッ!!!
 
『どうだ?800?盛大に白いの打ちあがっただろ?』
『おぉっ!流石だ072!敵さんみんないっちまってるよ!伊達じゃないなっ!こりゃこちらも800の名を返上しなくてはいけないなっ!』
 
…こうして、チチハル平原攻防戦は終結したのだった。
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
というくらい凄いのだっ!
すなわち…
巫女+銀髪+爆乳=最胸!
という方程式が簡単に成り立ってしまうのである…
 
…くだらない例え話は置いておこう。まぁ、とりあえず優奈の胸がそれほど凄い、という事だけは分かっていただけただろう。
 
それでは本編に戻る。ついでに小隊、支援隊、攻撃座標については何も突っ込まないで欲しい…
 
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 
巫女服は双乳によっていびつなほどに盛り上げられているが、愛くるしい瞳は昔と変わらず、孝憲に安心感を与える。
「お久しぶりです…えと、秀憲さん?」
昔から天然であったが、間抜けなのも変わっていなかった。盛大にずっこける一同。
 
「…俺は孝憲だ!秀憲って誰だよっ!?部長!?」
 
誰であろうか?似た名前を孝憲は知っているが・・・(汗
優奈の脳内オリジナルキャラなのだろうか?
 
「え、あっ!はい、冗談です。変わってませんね孝憲さん」
 
(あ~、多分「素」だな。忘れているというよりも、間違って言ってしまったんだと思うが…)
 
「うん、久しぶり。優奈も…いや、優奈は変わったな?『色々』と、な?」
 
視線は勿論『乳っ!』である。一直線な性少年の性(さが)であるのかもしれない。
 
 
「あ~、あのさ?二人で喋ってるのは良いんだけど、とりあえず中入らない?さっき、こいつ熱中症で倒れたばっかだしさ」
自分も暑くなってきたのだろうが、なんとなしに孝憲に理由をつけたがる綾乃。
 
「えっ!?孝憲さん倒れたんですか?じゃ、早く中にどうぞ。あっ、私麦茶用意しますね」
 
そう言って、シタパタと走って戻っていく優奈。勿論その爆乳を揺らして…
(あっ、凄いっ!ありゃKくらいじゃきかないか?)
「…はい、孝憲っ!成長した優奈の感想は?」
 
その揺れをボーっと見ていた孝憲だったが、いきなり唯華が後ろから声を掛けてきた。
突然であったため正直に答えてしまう。
 
「胸でかすぎ…あれ揉んだらすんごい気持ちよさそう…って、あ!」
 
振り向いた孝憲が見たものは、ニヤニヤ笑っている唯華と、妙に機嫌の悪い綾乃の二人組みであった。
 
「そうよねぇ~私も結構育った方だけど、優奈には勝てないわねぇ」
タプンと自分の乳房を揺らす。
「昔からあんた、む、胸好きだったからね!このエロガッパっ!!」
プイと横を向く綾乃…だが、その動きでやはり乳房がプルンと揺れる。
 
さりげなく自己主張しているようだ。勿論孝憲はただ単に揺れたことに対してのみ興奮しているだけで、二人が気を引こうとしてやっているなどとは微塵も思わないが。
 
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
そのまま社務所の中に入る一同。中には全員がくつろげるくらいの畳敷きの部屋もあり、そこでとりあえず体を休める。
 
優奈の出してくれた麦茶は身体を隅々まで潤していく。
 
「ふぅっ!ありがと優奈。助かったよ」
コップを返しながら礼を言う。
「確かにあんたへばってたもんねぇ!」
 一気に麦茶を煽る綾乃。気持ちいい飲みっぷりだ。
「あらあら、そうだったのですか?確かに今日は暑いですからねぇ…えと…36℃…ですね」
 
全くの涼しい顔をして、優奈が外の備え付けの温度計を見る。クーラーの効いている中との気温差は12度もあった。
 
そんな日常会話をしている三人に、唯華が割り入ってきた。
「はいはい!そんな日常会話してる場合じゃないでしょう?はい、孝憲そこに座って!綾乃も優奈も反対に座るっ!」
 
ビシッと座りなおさせる唯華。さすが姉御肌なだけある。
 
「いい?今日ここに来たのはね、あの時『約束』の答えを聞くためなの!優奈、貴方も約束は覚えているわね?」
宣言する唯華。その目は孝憲に向いている。
「はい、勿論です。いくら私だってあんなに大切なことは忘れたりはしませんって」
いつもの勘違い等が実例としてあるため、少々苦笑いの優奈。
 
「OK。でもね、孝憲は…すっかり忘れちゃったみたいなのよ」
さらにギロリと孝憲を睨む唯華。しかも綾乃付きで。
「そ、そうなのですか?」
優奈もジト目で見る。
「し、仕方ないだろ。忘れちゃったのは事実なんだから…」
 
「「「はぁ…」」」
 
女性陣一同ため息だ。
 
「酷いです。孝憲さん…私、ずっと覚えてたのに…」
「ほんとよ!お陰で私、あ、あんな目に会っちゃったんじゃないか!スケベ!」
 
さっきの綾乃の抜け駆けは明らかに綾乃側が悪いのだとは思うのだが、しっかりと『約束』を忘れてしまっているため、孝憲は何も言い返せない。
 
「だ~か~らっ!悪かったって!全面的に俺が悪いっ!…俺が悪かったから…そろそろ『約束』を教えてくれ。流石にこのままじゃ自分で思い出せそうもない」
Give up!とばかりに両手を挙げる。
 
「「「………」」」
三人が三人とも顔を見合わせ黙りこくる中で、最終的に唯華が口を開いた。
 
「そうね、このままではお互いに埒が明かないわね。いいわ、教えてあげる。貴方はこう言ったの。『18歳になったらこの三人の中からお嫁さんを選ぶ』ってね。そして、貴方の誕生日はもう過ぎて18になった。何も問題はないわよね?そういう事よ?分かった?」
 
そこで一息つく唯華。
その目はどこか孝憲を睨んでいるような、試しているような、そんな良く分からない目をしている。
 
「じゃ、善は急げ。早速いきましょう。さぁ孝憲?私たち三人の中から誰を選ぶ?」
究極の選択を突きつける唯華。
 
しかし、しかしだ。この唯華の言った『約束』は本来四人で交わされたものとは違う。
唯華は何故か嘘の「約束」を言ったのだ。
三人の女性達の心の中で今も鮮明に覚えられている『約束』とは『孝憲が唯華、綾乃、優奈の三人をお嫁さんにする』と言った子供っぽいものであったはずだ。現に、この唯華の言葉に残りの二人は目を丸くしてしまった。
 
「えっ!?お、俺そんなこと言ったの?」
見に覚えの無い(本当は言ってないのだが)『約束』に孝憲は驚く。
 
「そうよ。ねぇ、二人とも?」
 
「唯華さん、それは―   「え?唯姉ぇ違―
抗議の声を上げようとする…が…
「ね?そうよね?」
そう言って二人に目配せをする唯華。「分かってる」と言いたいらしい。どうやら唯華にも何か考えがあって、こう言ったようだ。
 
「あ、うん言った。あんた自分の言ったことも覚えてないのね、バッカみたい。」
「おそらく、言いました…ね」
何か唯華が考えていることに気がついて、同意する二人。
 
「そういうこと。さぁ?結婚してくれるのかしら?」
再度孝憲のほうを向く。
(孝憲が覚えていないならば、もう一度同じ事をすればいい話。前の時だって私はこう言ったのだから…)
 
逃げ道の無い選択肢。思いもしない状況に孝憲の頭はパニックの自問自答状態になる。物凄い勢いで頭を流れる言の葉。
 
(俺そんなこと言ったのか?いや、でもさっき此処に来たとき頭に浮かんできたのは確かにそんな感じの事だった…でもなんかあそこの部分は大切なとこじゃなかった気がするんだよなぁ。てか俺はその時にたしか『無理って』言ったような…あの時に俺はこの三人から誰を選んだんだ?…分からん。で、でも大切なのは昔の答えじゃなくて今の俺の答え。お、俺の答え?俺の今の答えって何だ?久しぶりに会ったけど、今俺は誰が好きなのか?この三人から選べるのか?)
いったん三人の顔を見る。皆、外見も中身も美しいし、皆が彼の事を好いてくれている。
 
(…なんだ、答えはもう決まってるじゃないか!…いや、でもそれじゃ納得してくれないよなぁ。仕方ねぇ、腹括るか)
下げていた頭を上げ、スッと正面に正す。
「さぁ?決まったかしら?誰を選ぶ?」
三度の唯華の問い。孝憲の答えはもう決まっていた。
 
 
「無理…だ。俺には選べないよ。俺は三人とも好きだったし、今も大好きだ。何でその時は「約束」で選ぶと決め付けちゃったのか分からないし、その時に誰を選んだのかも覚えていない。今の…今の俺には三人の中から一人なんて選べないっ!!俺はみんなが好きだっ!!!」
一気に言い切る孝憲。…その答えは、昔と全く同じであった。
 
「や、やっぱり駄目…だよな?」
チラッと三人の方を見る。孝憲自身は到底受け入れられないと考えていたが、三人の顔は驚きと、そして喜びの混じった顔だった。
「そ、その答えはあんたの本当の気持ち?」
「ああ」
「その、現在の法律では重婚は認められていなかったとしてもですか?」
「ああ、勿論」
 
再び沈黙が流れる。皆唯華の言葉を待っているようだ。
 
「正解…よ。ふふっ、変わってないわね。…ごめんなさい。さっき私は貴方に嘘をついたわ。私達四人の間で交わされた本当の『約束』は「私達三人全員を貴方のお嫁さんとする
こと」、よ。孝憲を少し試してみたの。貴方は変わっていなかった。」
 
一言一言、噛み締めるようにして言の葉を紡ぐ。
 
「昔も私は今と同じような質問をしたの。貴方が引っ越すときに『今度戻ってきたときに誰と結婚してくれるのか』ってね。そしたら孝憲。あなたなんて答えたと思う?『僕はみんなのことが好き!みんなと結婚したい!』って言ったのよ?まるで今も変わってないわね」
嬉しそうに、本当に心から嬉しそうに微笑む唯華。さっきまでの険しい顔がうそみたいだ。

「そっか、だから唯姉はさっきはあんなふうに言ったのか。」
 
その言葉に綾乃が答える。
「そゆこと。ま、まぁこんないい女達を目の前にしたら、あんたみたいなエロガッパなら、ぜ、絶対ああいう風に言うのは目に見えてたけどね」
 
そういう言葉とは裏腹に物凄く安堵したような顔の綾乃。
しかし、そんな安堵の一方、孝憲には聞かなければいけないことがある。
「…で、三人の答えは…?」
そう、答えである。三人の顔を窺うようにして聞く。やはり言ったことが言ったことだけに答えを聞くのも恐ろしい。
 
昔、孝憲が言った『答え』は受け入れられたのかもしれない。しかし現在、常識を持った成人になりかかっている三人に言った『答え』は『三股掛けさせてください!』と言っているようなものであり、現にさっき唯華は『昔と同じ答えを言った』と言っただけで『答えを了承した』とは言っていないのだ。
 
「ど、どうでしょう?」
滅茶苦茶弱気な孝憲である…
 
「そんなの決まってるわよ、ねぇ?」
「そ、そりゃあ、あんたが三人と付き合いたいって言うんなら別に良いけど…」
「はい、孝憲さん…」
 
「宜しくお願い(します)(するわ)(してあげるわよ!)」
 
こうして孝憲は三人の幼馴染との約束を果たしたのだった。時刻はもう既に5時を回っていた…
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夏の終わりに姫三昧~夕べは団欒と共に~につづく
PR
Comments
Post a Comment
Name :
Title :
E-mail :
URL :
Comments :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TrackBack URL
TrackBacks
カレンダー
11 2017/12 01
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
コメント
感想お待ちしています♪誤字脱字の報告も合わせてよろしくお願いします。
[08/27 ロギー]
[08/26 RIN]
[08/18 ロギー]
[09/12 RIN]
[09/11 ロギー]
プロフィール
HN:
RIN
性別:
非公開
趣味:
物書き 旅行
自己紹介:
日々徒然なるままにのた~りと書いていきたいと思います。

ジャンルは二次創作からオリジナル官能までさまざまです。
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
バーコード
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]